結婚式やお葬式の時、礼服や喪服を着るのが常識となっている
日本では、冠婚葬祭が大事にされています。
結婚式では「礼服」。お葬式では「喪服」を着ることが習慣となっていると思います。もし、礼服や喪服を着用せず参加すると、変わっている人がいると思われるほどです。
変わっていると思われるということは、一般的ではないということだからでしょう。
そのため、結婚式やお葬式に参加する人は、礼服や喪服を自分で用意する必要があります。
ただし、結婚式やお葬式の頻度は決して多くない
ただし、結婚式やお葬式というのは、その人の交友関係の広さにもよりますが、それほど多くあるものではありません。
年に数回、もしくは数年に数回程度のものです。
また、礼服と喪服はそれぞれ別物であり、さらに夏用、冬用といった具合に分かれています。
人によっては、「礼服 夏用」「礼服 冬用」「喪服 夏用」「喪服 冬用」と4着を持っている人もいますし、多くの場合、少なくても「礼服」「喪服」とそれぞれ1着ずつ、計2着を持っていることでしょう。
ところが先ほども言ったように、それらを着る機会というのは案外少ないです。
サイズが変わって着れないなんてことも・・・
多くの人が大抵「礼服」「喪服」とそれぞれ1着ずつ持っているかとは思うのですが、大きな問題点があります。
それは「サイズが変わったら新しいものを用意しなければならない」ということです。
多くの場合、20代で1度は礼服を購入すると思います。そして30代になって同じ礼服を着ようとすると、サイズが合わないということが往々にしてあるのです。
それでも来て出席するのが常識であり、逆に浮いてしまうため、新しく用意するなんてことも
「礼服や喪服のサイズが合わないから出席しない」
というのはいささかおかしな話です。
そこで普段着で出席するか?というと、それはそれで常識面で疑われてしまうことでしょう。何よりも周りからの視線が痛いと思います。
ということで、礼服や喪服を持っていてもサイズが合わず、それらを使わなければいけない状況になったら、多くの人は、新しく購入することと思います。
礼服や喪服の金額はピンキリではありますが、大抵10000円前後はするものです。
新しく用意したとしても、次に着るときに着れるかどうかが心配
例え新しく用意したとしても、数年経ったらまた着れなくなってしまう可能性があります。
このような感じで、毎回結婚式やお葬式があるたびに購入していたら、どんどん出費がかさんでいってしまいます。
実は礼服や喪服をレンタルするサービスがある
そこで、最近よく見かけるサービスが「礼服・喪服のレンタル」です。
レンタルですので、借りたいときに借りることができます。保存しておく必要はありません。さらにクリーニングに出す必要もありません。
体のサイズが変わったときに借りる際にも、様々な大きさから選択できるため、体のサイズを気にする必要もありません。
尚且つ、意外なことにレンタル料金はリーズナブル
「礼服や喪服はレンタルすると良い」というお話をしましたが、いったいどのくらいの料金設定なのでしょうか?
例えば「礼服・喪服レンタルの相羽」を見てみたいと思います。
大抵どのサイズも、そしてどのプランでも4800円~5800円で借りることができます。
さらに注文してから早ければ翌日には、遅くとも翌日の午後には商品が手元に届いています。
料金を比べてみる
では、レンタルと購入。どちらだどれだけお金がかかるのかを比較してみたいと思います。※今回も「礼服レンタル・喪服レンタルの相羽」に掲載されている表を参考とさせていただきます。
喪服を購入する場合。喪服代が40000円、ネクタイが5000円、シャツが3000円、靴が7000円、靴下が500円、ベルトが3000円、合計58500円となります。
もっと安い喪服もあるだろうと思い、「洋服の青山」を見てみると喪服代が安くても23000円でした。
その他、39000円、59000円となかなかの価格です。
ということもあり、喪服を購入するとなると、30000円~60000円程度は必要になってくることが分かります。
しかしレンタルの場合は、すべて一式で揃えて5800円です。
ということは、7回から8回以上、喪服を着るのであれば購入したほうが良いということですが、先ほどもお話ししましたが、サイズがその間変わらなければという条件が付いてきます。
さらにその間、クリーニングにも出さなければならないし、自分でしっかり保管しなければなりません。
そう考えると、必要な時だけレンタルするスタイルに魅力を感じてしまいます。
さらに良い点
良い点としては例えば結婚式。
多くの人は、結婚式に参加するときには、参加するときの格好で家を出ます。会場に着くまで礼服で過ごし、会場でも礼服で過ごし、終わってから帰ってくるまでもやはり礼服のまま行動します。
しかし礼服をレンタルした場合、レンタル業者が会場に礼服を届けてくれます。
そのため、会場まで私服で移動することができます。これって実は大きいです。
さらに結婚式が終わったら、最寄りのコンビニエンスストアから業者に送ることができます。クリーニングなしで。
そのため、私服で家に帰宅することができます。
次にお葬式やお通夜の場合。
お葬式やお通夜はいつあるか分かりません。突然連絡が来て、早い場合には翌日に出席するということもあります。
すぐに礼服を用意しなければならないなんてこともあるわけですが、レンタルの場合、翌日には手元に届きます。
これほど便利なサービスはなかなかない
礼服も喪服もサイズが合わなくて苦労したことのある人であれば、レンタルというサービスは非常に魅力的であるということが分かると思います。
また、急に礼服や喪服が必要になった経験を持っている人の場合も、翌日に手元に届くということがどれだけ安心できるのかということもよく分かると思います。
ただしこんな意見も
当サイトとしては、礼服はレンタルしたほうが良いと考えているのですが、購入する人が大半である、という意見もあるようです。
このサイトでは購入する人が大半であると結論付けています。ただしこの記事の作者は礼服をレンタルした経験を持っているとは書かれていません。
ということで、実際に礼服レンタルをしたことがある人の意見を紹介してみます。
礼服レンタル体験者の声
礼服をレンタルしてみたらすそあげのこととか色々わかった2017
まずこのサイト。結論としては、クリーニングをしなくても良いというメリットがあると言っています。裾上げに心配のある人は、付属のサスペンダーを利用すれば問題ないとのこと。
次に喪服レンタル ドットコム その2。このサイトでも実際に礼服をレンタルしてみた体験談を掲載しています。またリピートしたいということが書かれているため、レンタル自体にそこまで不満は持っていないようです。
次に急に礼服・喪服が必要になったらレンタルのやましたという記事。忙しい人にはありがたいサービスとのこと。
今回は3つのサイトを紹介させていただきましたが、どの記事もマイナス意見は書かれていませんでした。このようなことからも礼服レンタルは悪くない選択肢と言えそうです。
シューズはレンタルできるのか?
礼服や喪服がレンタルできるというのはお分かりいただけたと思います。
しかし服だけ借りられても、足元、つまり靴や靴下がレンタルできないと不便です。
そこで、調べてみたところ礼服喪服をレンタルするときにオプションとして1000円プラスすることでレンタルすることができます。
さて、ここで個人的な体験談をお話ししたいと思います。私は普段、結婚式やお葬式で履くようなシューズを履く機会がありません。履くとしたらスポーツシューズやサンダルなど、足に負担のかからない柔らかいものばかりです。
ある時、知り合いの結婚式に出席するために、結婚式用のシューズを履きました。そのまま一日過ごしたのですが、見事に足が蒸れてしまい、結果として、足の指の間がさけてしまいました。
これがただ蒸れによる裂傷を起こしただけなのか、水虫なのかは分かりませんが、治るまでに2週間程度はかかったと記憶しています。その程度の期間で治ったため水虫ではないかとは思うのですが、蒸れるシューズというのは水虫のリスクがあるのは否めません。
そこで、シューズのレンタルの話に戻りますが、通常、シューズレンタルで使用される靴はクリーニングを行います。そのため、水虫がうつってしまうというリスクは少ないと思われます。
心配される人もいるかと思いますが、その点は安心しても良いでしょう。ただし、すべてのレンタル業者がクリーニング作業をしているかと言ったら正直分かりません。そのため、せめて、靴下はレンタルできますが、コンビニでも購入することができるので、購入し、清潔なものを使用することで、水虫の予防対策になるかと思われます。