喪服を気軽にレンタルする時代 女性の喪服事情

男性の喪服と言うと、黒いスーツに、ワイシャツ、それに黒いネクタイを締めるだけで良いので、女性から見ると楽で良いなと感じることもあります。喪主でも、その格好で十分ですから。しかし、女性の場合は、なかなかそうもいかないのが現状です。

女性の場合、家族など身近な人が亡くなった場合のお葬式やお通夜などに参列する場合、スーツではなく、着物を着用しなくてはいけないからです。だからと言って、喪服で着物を着る機会など、たかが知れています。購入するのと、お金がかかりますし、また着物を保管しておくも大変なのです。

また、女性の場合ですと、妊娠や出産などがあり、体型が変わった時期に、喪服を着ないといけない場合があります。そのような時期というのは、限られているので、その時しか着ないものを、わざわざ購入するのも大変です。このような女性たちのために、喪服をレンタルすることが出来るようになったのです。

妊娠して体型が変わって、普段着ていた喪服が入らないという女性には、マタニティ用の喪服がおススメです。臨月まで着用できるものがありますし、マタニティ用喪服でも、色々なデザインのものがありますので、気に入ったもの、また料金などで、自分好みの喪服をレンタルすることが出来ます。料金も、5000円前後なので、数日着用するだけなら、購入するよりもお得に利用出来ます。

また、マタニティ用だけではなく、授乳対応できる喪服もあります。お葬式やお通夜などで、喪服を着ているときでも、授乳しなくてはいけないですから、そのような人にはとても便利です。授乳対応している喪服でも、一見すると、何ら普通の喪服と変わらないデザインになっています。

ネットレンタルは便利 自宅以外にも届けてくれる

ネットレンタルは便利 自宅以外にも届けてくれる

ネットで喪服をレンタルする場合、便利だなと思ったのは、自宅でなくても届けてくれるところです。これは、私の経験談なのですけど、子供が生まれて、まだ1歳にもならない頃に、旦那の祖父が他界して、葬儀などに参列することになりました。授乳対応の喪服を持っていなかったので、ネットで検索して、レンタルすることにしました。

家に届けてもらうと、それを受け取ってから、旦那の実家に向かわないといけませんが、私は旦那の実家の住所に届けてもらうようにしました。私たちが、実家に到着して、お通夜の前に、喪服が到着していたので、簡単に利用出来ました。まだ子供が小さいので、子供用の荷物なども多かったので、喪服がない分、荷物も少なくなったので、それも良かったなと思いました。

また、お通夜、お葬式に参列する際には、喪服だけ着用すればいいわけではありません。バッグなどの小物も喪服に合ったものを利用したり、絶対にないといけないわけではありませんが、珠数なども大人のマナーとして着用しておきたいと思う人は、それらの一式もレンタル出来るので、利用するのがおススメです。これらも、遠くに帰省して、お葬式などに参列する場合、荷物になってしまうので、私は、喪服と一緒にこれら一式もレンタルして、利用した後は喪服と一緒に返すだけなので、帰宅する際も荷物にならずに済んだので良かったです。

また、授乳対応できる喪服ですと、子供がまだ小さかったので、抱っこしている時間も長く、授乳もしているわけですから、汚してしまったらどうしようという不安がすごくありました。5000円前後で気軽にレンタル出来たのは良いけど、汚して戻すときに、それ以上に料金がかかってしまわないかという不安もありましたが、私が利用した喪服のレンタルサイトでは、保証パックと言う制度があったので、それを利用しました。プラス500円で汚れてしまっても、破けてしまっても、食事やお酒をこぼしてしまっても、それ以上に費用を請求されないと言う制度です。

これなら、授乳対応できる喪服をレンタルしても、安心なので、利用しました。破けることもなく、目立つ汚れもなく、利用出来たので、結果的には、保障パックを利用していなくても、修繕費を請求されることはありませんでしたけど、やはり小さい子供がいると、何が起こるか分からないので、私はこの制度があって、気持ち的に楽に利用出来たので、良かったなと思います。レンタルが安くても、その後に掛かる料金のことを考えながら、利用するのは、気持ち的に負担になりますから。

スーツやアンサンブルよりは、少しだけ金額が高くなりますが、女性の喪服で、着物を着用したい方には、着物の喪服もレンタルしています。昔は、お嫁に行くときに、母親が喪服も作り、娘に持たせたと言う家庭も多かったようですが、最近は、そのようなことをしている家庭は少なくなりましたから、家紋入りの喪服を持っている女性は少なくなったと思います。しかし、いざって時には、スーツなどではなく、着物の喪服を着用しなくてはいけないので、その時に、購入するよりも、レンタルした方がお得です。

着物の喪服の場合、料金は10000円くらいからになります。着物と言うと、暑いイメージがありますので、夏に着るのは大変だろうなと思われがちですが、ちゃんと夏用の着物をあります。夏用に着物ですと、絽で出来ているので、薄いので、風通しも良く、夏でも着やすい作りになっています。

着物レンタル 着物以外の小道具もレンタルできる?

着物レンタル 着物以外の小道具もレンタルできる?

着物の喪服をレンタルしたときに、不安になることは、着物以外の道具です。それも、一式レンタル出来るので、安心です。足袋まで揃っているので、自分で用意するものは、タオルくらいです。

着物の喪服をレンタルして、不安なことの1つに、レンタルした後のことがあります。クリーニングなど、着物は普通のスーツと比べると、料金も高くなりますから、どのようにしたらいいか分からないと思われると思います。スーツだけではなく、着物をレンタルして着用した場合でも、クリーニング代が請求されることはほとんどありませんので、利用した喪服レンタル業者の指示通りに、そちらが用意した専用のバッグなどがあれば、そこに着用したままの喪服を入れて、あとはレンタル先まで送るだけで大丈夫ですから、安心です。

喪服をレンタル出来る業者、サイトにもよると思いますが、借りた喪服を送る際の送料がかからないところがほとんどですので、レンタルしても、無駄な出費が掛かりません。また、業者によっては、送料が往復で無料のところもありますので、自分に合った喪服のレンタル業者を選ぶことが出来ます。

喪服のレンタルは、通夜や葬儀だけではなく、お盆などでレンタルすることも可能です。新盆などで、喪服を着用しなくてはいけない場合、夏用のスーツなどもありますから、それらを適材適所に利用すると、便利です。

年齢が上の方ですと、「喪服をレンタルするなんて」と、なかなか理解されないと思いますが、そういう時代になったんだと私は思い、利用しています。利用してみて分かったのは、普段着ないものが簡単にレンタル出来るというのは、とても便利だなと言うことです。喪服を保管しておく場所もありませんから、またこのような機会があったら、利用すると思います。

マタニティ用、授乳対応できる喪服など、それぞれの事情で、その時に合った喪服を購入するよりも、綺麗な喪服を簡単に着用出来る喪服のレンタルサイトを、賢く利用するのが良いのではないでしょうか。その場にあったものを着用さえ出来ていれば、購入したものでも、喪服も変わりはないように思います。喪服も、賢く選ぶ、そんな時代です。